草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

筒美京平。メロディーが上下し、流れ、伸びる、その軌跡の美しさにただ感動する。

2020年10月7日、筒美京平が亡くなった。 1997年に作曲家生活30周年を記念して発売された「筒美京平 HITSTORY」(CD8枚)は僕のバイブルだ。ざっと聞き返してみた。印象深かった曲を挙げてみたい。 弘田三枝子「渚のうわさ」1967年 www.youtube.com 筒美京平…

鈴木喜美子さんによる足尾銅山の死と再生のストーリーはここからがクライマックスだ

草加市在住の画家、鈴木喜美子さんの個展が、銀座二丁目の東京銀座画廊で行われた。銅を産出しつづけて日本の産業を支えながらも、鉱毒の被害も拡大させて閉山になった日本の歴史の負の遺産、足尾銅山。その死の山に魅せられて、鈴木さんは、足尾銅山を40年…

ももいろクローバーZの使命

2011年12月13日、WEBサイト『一本気新聞』に「ももいろクローバーZの使命」という記事を寄稿しました。今日はそれをここに再掲載します。 --------------------------------------- 5月に「ももいろクローバーのことばかり考えている」という記事を投稿して…

ももいろクローバーのことばかり考えている

西村昌巳さん主宰の、家紋や歴史を中心に文化全般を考察するサイト『一本気新聞』が今公開を停止しています。そこで、僕が2011年5月11日にアップした記事「ももいろクローバーのことばかり考えている」をこちらに転載します。 ーーーーーーーーーーーーーー…

いじめ構造から逃れられない生徒たちが一斉に叫んだ高校演劇

西村昌巳さんが主宰するサイト『一本気新聞』に3本の記事を寄稿したことがあります。その記事を西村さんのご厚意でこちらに転載させていただくことにしました。まずは、2010年の「いじめ構造から逃れられない生徒たちが一斉に叫んだ高校演劇」というエント…

第3期BiS。その歌声は予想外の髙い音域に達し響き伸びる。胸に突き刺さる。

第3期BiSがすごい。 蓮っ葉な声でパンクな曲を歌う4人組。だがその歌声は予想外の髙い音域に達し響き伸びる。胸に突き刺さる。パンクならではの短い楽曲は、どの曲も後半の歌い上げでカタルシスを感じさせる。 変なフォームなのに豪速球を投げちゃうピッチ…

気分はカタルシス

「カタルシス」という言葉が出なくて、昨日からもやもやしていた。 代わりに「カタストロフ」が浮かんできて、いや違う、となって、そこから迷宮に陥った。 そのときは、いざとなったら何でもネットで調べればわかっちゃうけどね、と安心していた。 とりあえ…

ネットラジオを聞きながら夜の街を走っていた

2007年ごろから数年間、僕はネットラジオにはまっていた。これはインターネットで音声を配信する番組だ。当時アマチュアの番組が林立していた。 iTunesのPodcastで受信することができて、僕はiPodに同期しては毎日聴いていた。走りながら(主に夜)。 ネット…

ソーシャル・ディスタンス界隈について

社会的距離から物理的距離へ 新型コロナウイルス対策のために「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)」を保ちましょうと言われている。ソーシャル・ディスタンスとは「2メートル離れろ」という意味だと理解されているのだろうか。「ソーシャル・ディスタ…

PIGGSすごい!エモくないのに泣ける。

PIGGS(ピグス)はいい! 元BiS(1期)のプー・ルイが作り上げた5人組アイドルグループ。 先日発売されたデビュー・アルバム「HALLO PIGGS」は1曲目から衝撃の連続。なんてかっこいいんだ! リズムがいい、ギターが唸ってる。そして力いっぱい張り上げる…

とにかく腰から何かぶら下げたい文化誌

僕はスマホを入れるポーチをベルトからぶら下げている。とにかく腰から何かぶら下げたくなる。鍵束やチェーンなど、腰から何かぶら下げる人が多いのは、ファッションであり文化でもあると思う。 僕は阿波おどりを数年前までかれこれ10年間ほどやっていた。阿…

1981年のananが挑発的だったことを思い出した

実家に『anan』の1981年9月4日発売298号があった。 表紙に「原宿にあきた!」と書かれたこの号は10日に1回発行から週刊に切り替わった最初だったと思う。 表紙はイラストで、モデルはくればやし美子。 ※くればやし美子は大島弓子の漫画の主人公のような姿か…

少女よ靴を睨め。

ある日、内山結愛(ゆうあ)というアイドルが書くブログ(note)がレコメンドされた。音楽について綴るブログだ。 note.com そのブログで彼女はThis Heatという古いバンドを紹介していた! アイドルがなぜThis Heatを知っているんだ! 彼女はこう書き出した…

賑わいを増す草加の旧日光街道沿いは大橋さんのベンチでさらに豊かになっている。

大橋工務店(草加市八幡町)の大橋欣之さんは、ベンチをどんどん作っている。最近のFACEBOOKで「シリアイベンチ#18 完成」という記事があった。もう18台も作ったのか!シリアイベンチの特徴は、 ・移動しやすいよう軽量な樹種、構造的最小サイズ・劣化時、部…

僕はまだフラワーカンパニーズについては「深夜高速」しか知らない

PIA MUSIC COMPLEX 2019という夏フェス(というか晩夏フェス)が9月末に開催されまして、それをテレビ(CS)で放送したんですが、それが7時間もの超長尺で、それでも録画したのは、BiSHが出るからでした。ハードディスクの容量を圧迫するのでBiSHだけ観て早…

EDMはエモいダンス・ミュージックの略だ

EMPiREはWACK(BiSHがいる事務所)所属の6人組アイドルグループ。先日発売されたアルバムの1曲「WE ARE THE WORLD」のミュージックビデオがYoutubeで公開されている。壮大で美しい曲だ。 私立恵比寿中学の「JUMP」も先ごろミュージックビデオが公開された…

「わからないのは君たちが悪い、ではだめ。わかっていただくことが大事」と人間国宝は語った。

9月15日(日曜日)「日本の響 草加の陣」が開催された。第4弾だ。 司会の『邦楽ジャーナル』編集長、田中隆文さんがこう言った。「草加といえば草加松原」 もうひとりの司会は女優の紺野美沙子さん。彼女は「草加と言えばせんべい。そして追手風部屋」と、…

「草苑」は、ああ帰りたくないな、とつくづく思ったイベント

8月25日(日)、草加市を中心に活動している2人組音楽ユニットケセランパサラン主催の音楽と食のイベント「草苑(そうえん)」が開催されました。場所は草加駅前、ヨーカドー7階のアコスホールです。 ケセランパサランとはいったい何か、は以前のエントリー…

斉藤先生はカラーシュガーに深みを与えたいと言った

8月4日(日)、草加市、獨協大学前駅のパインアベニュー商店会主催の街バル「町張楽座」がスタート。 食と音楽のイベント「虹空横丁」は猛暑で若干人が少ないらしい。 カラーシュガーの出演は終わっていて残念でした。 ギターの先生、斉藤猛彦さんがカラー…

FACEBOOKでひっそりシェアしてた音楽

FACEBOOKにときどきYouTubeのリンクを貼る。僕の普段の話題は草加市のことが中心なので、急にももクロやBiSHの動画をシェアしても反応はあまりない。 眉村ちあき「大丈夫」 4月25日に眉村ちあきを紹介した。 「大丈夫」は不思議な言葉だ。 弾き語りトラック…

お寺deマルシェ主催者恩田さんの「超個人的な」つながりはどんどん広がっている

4月7日(日)、草加市柿木町の光明寺(浄土真宗本願寺派)でお寺deマルシェin光明寺が開催されました。1年前にも来たんですが、今回は本堂内にもお店がいろいろ入っていました。たくさんの店やワークショップが出ていましたが(20店かな?)、その中で気に…

ケセランパサラン インタビューその3

山口愛子さん(ボーカル/カズー)と片野浩道さん(ギター/コーラス)のふたりからなる音楽ユニット、ケセランパサラン(Keseran Pasaran.)の インタビューその3です。 その1はこちら。⇓ jitsuni.hatenablog.com その2はこちら。⇓ jitsuni.hatenablog.com …

ケセランパサラン インタビューその2

山口愛子さん(ボーカル/カズー)と片野浩道さん(ギター/コーラス)のふたりからなる音楽ユニット、ケセランパサラン(Keseran Pasaran.)のインタビューその2です。 その1はこちら。⇓ jitsuni.hatenablog.com ちゃんとしたCDを出すまでは沖縄に帰りませ…

ケセランパサラン インタビューその1

ケセランパサラン(Keseran Pasaran.)は、山口愛子さん(ボーカル/カズー)と片野浩道さん(ギター/コーラス)のふたりからなる音楽ユニットです。全国各地でライブをやっていますが、ふたりとも草加市出身で、草加市内のお店やイベントでも活発にライブ…

北原ミレイは「ざんげの値打ちもない」のイメージを払拭する楽しいエンターテイメントだった。

2月23日(土)と24日(日)の2日間、草加市文化会館ホールで第14回 草加ミュージックフェスティバルが開催された。 第14回 草加ミュージックフェスティバル、パンフレット。縦書きの文字は草加市歌「想い出はいつも」の歌詞。 2月23日(土) 途中から入った…

生で食べておいしい小松菜を生で食べた話

草加を再発見するフリーペーパー「草生人」最新号「草加の農業」の表紙は、草加市金明町(新田)の横山勲さんの小松菜畑の写真です。 横山さんにインタビューしたのは9月27日。 そのとき横山さんは「ほんとうに美味しい小松菜を食べさせるから、冬になったら…

Instagramに投稿した写真

Instagram 初期投稿作品救出シリーズの第二弾です。 ※第一弾は2018年2月20日。 今回は2016年4月18日から2016年7月3日です。当時、「いいね」の数は相変わらず0か1ばかりです。 今は投稿総数が864点に至り、「いいね」もちょっと増えていますが、たいてい2桁…

獨協大学前駅周辺街バル。バッカスのマスターは酒のことも草加のこともすごく詳しかった。

9月2日(日)~6日(木)、東武スカイツリーライン獨協大学前駅周辺の商店街で、街バル「町張楽座(ちょうはりらくざ)」が開催されました。 初日の9月2日(日)は日中駅の近くの駐車場で「虹空横丁」という、食と音楽のイベントが開催されました。 僕はその…

日本の響。世界の打楽器が一斉に鳴り響いてぐいぐい押し寄せてくる

9月8日(土)。草加市文化会館ホールで「日本の響 草加の陣」の第3弾が開催されました。7組出演して5時間近い長丁場で、しかも出演者がみんなインパクトがありすぎて、少々疲れましたが充実した時間でした。それでは感想など書いていきましょう。当日のアン…

外のことはあまり知りませんと創業50年のバーのオーナーは語った。バー特集の取材こぼれ話

『草生人』2018年夏号の特集は「地元で飲む 草加のバー」だ。 取材の経緯やエピソード、そして今回取材に至らなかったけれど面白い店について書いておこうと思う。 この特集を思いついたのは、昨年(2017年)4月に、獨協大学前駅東口の街バル「町張楽座(ち…