最近はずっとアイドルグループBiSH(2015年~2023年)の「スパーク」という曲について考えています。 「スパーク」はBiSH結成の年2015年3月に初音源が発表されました。ただしその音源は渡辺淳之介(wack社長、本曲の作詞家)が歌ったものでした。 そして同年5月…
「サラバかな」は2015年5月27日に発売されたインディーズ1作目のアルバム『Brand-new idol SHiT』に収められた曲。コンサートの定番曲の1つで、終盤に歌われることが多い。 作詞が竜宮寺育で作曲が慎乃介(蟲ふるう夜に)。竜宮寺育が作詞したBiSHの曲は10曲あ…
アイドルグループBiSHは2015年に結成し、2016年1月20日にインディーズ・レーベルから2作目のアルバム『FAKE METAL JACKET』を発売した。そこに清掃員(BiSHのファンの通称)がみんな大好きな「ALL YOU NEED IS LOVE」が入っている。 この曲名は、言わずと知れ…
「My landscape」は2017年11月29日に発売されたアルバム『THE GUERRiLLA BiSH』の1曲目に入っている。 「オーケストラ」「プロミスザスター」に続く、壮大路線の楽曲だ。ストリングス重視のサウンドが「My landscape」ではさらに推し進められ、冒頭からしば…
BiSHは2015年に活動開始し、2016年に「オーケストラ」という壮大な曲をリリースしてすごいグループがいる! と世間に知れ渡った。2017年3月にオーケストラの系譜に連なる名曲「プロミスザスター」が発表された。BPMは170とアップテンポなのにゆったりしたメロ…
『BLUE GIANT』はジャズを中心テーマとした漫画。全10巻。それが劇場アニメ映画になった。 主人公は宮本大。仙台生まれ。10代のテナーサックス奏者。デカい音、強い音に価値を置いている。毎日長時間、川堤で1人で練習していた。サックスの師匠との出会いで…
3月3日に元草加市長で元衆議院議員の今井宏さんが亡くなりました。私の母校、埼玉県立春日部高校の先輩にあたり、政界引退後は高校同窓会の会長を務めていらっしゃったので、知己を得ることができました。 2019年2月14日、春日部高校同窓会草加支部の会員向…
ところで「携帯電話を携帯と略すな」「WikipediaをWikiと略すな」という意見をSNSで見かけました。 「携帯」と言えば「携帯電話」を指すことが社会常識として通用しています。これは電話の意味が携帯という言葉に飲み込まれているような状態です。このため電…
1月6日に友人の西村昌巳君が亡くなりました。63歳でした。 西村君は博学でした。社会学、哲学、歴史、文化人類学に詳しくて、映画、ロック、アニメ、相撲などについても広くて深い考察をしていました。ルービックキューブを28秒(だったかな)で解けて、これは…
「BiSH-星が瞬く夜に-」は2015年発売のアルバム『Brand-new idol SHiT』のリード曲だ。 www.youtube.com 最初のパートは「ハッタリばかりのまるでパラダイスのような学生たちが電卓たたく世界」に私たちが生きているが、この世界でアイドルの使命はどうなっ…
飛び出すモンスター 誰よりも早く もう一度だけみせてみてよ " data-en-clipboard="true">嗚呼、忘れそう! 忘れそう! 忘れそう! " data-en-clipboard="true">(ワッセッソ!ワッセッソ!ワッセッソ!) モンスターーーーーーー! BiSH「Monsters(モンスター)」(201…
今さら名曲を聞き直すシリーズ。BiSHの「オーケストラ」。 「オーケストラ」は2016年に発表されたBiSHの代表曲。僕は第5回アイドル楽曲大賞2016のメジャーアイドル部門で第2位に入ったので知った。 第5回アイドル楽曲大賞2016>> メジャーアイドル楽曲部門 ち…
山下達郎は自身のバンド「シュガー・ベイブ」が解散した1976年の年末に『CIRCUS TOWN』でソロデビューしました。 そして翌1977年5月にはもうセカンド・アルバム『SPACY』をリリースしました。24歳! ブラスもストリングスも自分で編曲。多重録音による精緻な…
かつて本や雑誌を作る過程には版下作成というものがあった。版下にはびっしり文字が焼き付けられた印画紙が貼り付けられていた。写植というものだ。 校正して完璧になった版下は晴れて印刷所に持ち込まれ、次の工程に進む。 写植といえば写研という会社一択…
東日本大震災の直前、2011年3月2日に発売されたRHYMESTERのアルバム『POP LIFE』の中に、「そしてまた歌い出す」という曲がある。東日本大震災、コロナ禍、戦争……。いろいろなことが起こっている。今こそ聴きたい曲だ。 www.youtube.com 2011年4月に、当時所属…
RAYが先月CDアルバム「GREEN」を発表しました。RAYは女性4人のアイドルグループです。シューゲイザーの轟音サウンドを中心に、多彩なジャンルの音響に可憐な歌声を配置する独特な音楽世界です。 RAYの「GREEN」 RAYは2019年結成で、アルバムは「PINK」とこの…
以前から「?」、クエスチョンマーク(疑問符)が気になっています。英文字の記号なので、近代以降に日本人も使うようになったのでしょう。調べたら、尾崎紅葉の『金色夜叉』(1897年)と夏目漱石の『吾輩は猫である』(1905年)ではすでに使われています。いっぽう…
ドント・ストップ・ザ・ダンスのクルセイダーズ感 フィロソフィーのダンスのメジャーファースト・アルバム『愛の哲学』が発売されました。いいです。最高と言わざるを得ません。 フィロソフィーのダンス『愛の哲学』 「ドント・ストップ・ザ・ダンス」を聴い…
大瀧詠一が作った「夢で逢えたら」になぜ人々は惹かれるのか。 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたは遠くにいるけど、逢いたくなったら夢で逢える。 この「あなた」はどこにいるのだろうか。 夢枕に立つという表現がある。死んだ人が夢に現れることだ。こ…
氣志團の結成25周年を記念して「One Night Carnival」のトリビュート・アルバム『All Night Carnival』が発売されました。11組のミュージシャンが独自のスタイルで、新解釈で、敬意を込めて「One Night Carnival」を演ったアルバムです。 収録曲は以下のミュ…
NHK Eテレの音楽教養番組「星野源のおんがくこうろん」第4回を見ました。テーマは「中村八大」。中村八大がジャズピアニストとしていかに優れていてまた人気があったか、そして「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」がいかに時代を超えて欧米のミュージシャンの無…
こんにちは。 最近北方謙三の『チンギス紀』をKindleで読んでいます。今11巻まで読んで、最新刊は12巻。まだまだ続く様子です。モンゴル帝国強いです。戦闘場面の描写の寄りと引きの激しいカットつなぎは手に汗握ります。登場人物たちもみんな曲者で魅力たっ…
草加のフリーペーパー『草生人』がかつて発行していた『草生人メルマガ』の「Vol.020(2013年4月発行)」から。 ----------------------------------------------- 草加小話:辰井川をさかのぼる冒険(じつに 彰) ある日、谷塚の毛長川沿いに散歩していて、毛長…
2013年4月7日発行の「草生人メルマガ Vol.019」に書いた記事を見つけました。すっかり忘れていたけど、読み返したらけっこう味わい深いのではないかい?と思いました。改めて公開してみますね。 女子プロレスラー米山香織選手のストーリー(じつに 彰) 3月29日…
YouTubeで「桐生ちあり / 東京 (2021 Remaster) 」というMVを観た。 www.youtube.com 深夜の街。通行人がいない。モノクロの映像。 カートに若い女性が載せられていて、それを何者かが押している。女性は声を上げて泣いている。彼女が着ている白いドレスには…
クラウド(Googleドライブ)の隅っこから「90年代ベスト」というテキストが出てきた。パソコン通信にでも載せたのだろうか。なんだか気恥ずかしいリストですが、せっかくなのでご紹介します。 90年代ベストブック 【人文社会】 『世界史の誕生』岡田英弘/ちく…
PEDROというバンドの「雪の街」という曲。美しく歪(ひず)んだギターの音に包まれて、アユニ・Dが歌う。 www.youtube.com 大声で泣けばいいと思っていたあの頃こんなに大きくなったよかなしいもうれしいも全てを愛してくれた私が抱きしめる番 PEDROはアユニ・…
実家から『俳句空間』という雑誌が出てきた。1987年のNo.6から1993年のNo.23(休刊記念号)まで。 発行は弘栄堂書店。編集人は大井恒行。編集協力委員は安部鬼九男、夏石番矢、林桂。 僕は俳句が好きだった。 友人が尾崎放哉を仲間たちの輪に持ち込んでから急…
実家をあちこち漁っていたら、『月刊ポエム』という雑誌がぞろぞろ出てきた。高校生の頃買っていた雑誌だ。ああ、詩が好きだったんだ。 月刊ポエムの創刊から休刊まで(1号欠けている) 『月刊ポエム』は創刊が1976年10月号。すばる書房。編集長は詩人の正津勉…
YouTubeで「豪の部屋」のアーカイブを観た。 「豪の部屋」とは吉田豪がホストを務める動画配信サービス「SHOWROOM」の番組。 その日はさくらという女性がにこやかにしゃべっていた。EMOEというアイドルグループのメンバーだそうだ。 EMOE(エモエ)はエモ(Emot…