草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

「そしてまた歌い出す」が聴きたくなった

東日本大震災の直前、2011年3月2日に発売されたRHYMESTERのアルバム『POP LIFE』の中に、「そしてまた歌い出す」という曲がある。東日本大震災、コロナ禍、戦争……。いろいろなことが起こっている。今こそ聴きたい曲だ。

 

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2011年4月に、当時所属していた阿波おどりグループ「ほおずき連」のブログに、この曲に触発された記事を書いた。

以下引用。

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2011-04-23
踊ってる場合ですよ!

夏以降のお祭り開催が少しずつ決定し始めています。
練習場所も確保でき、いよいよ猛特訓の機運が高まってきました。
新人が練習を始めるには、今がまさにちょうどいい季節ですね。
がんがん練習して夏にデビューできますから!

阿波踊りに興味がある方はいませんか? ほおずき連の練習を見に来ませんか!
草加や柏で練習していますよ(スケジュール参照)。
楽しそうだと思ったら、そのまま練習に加わってみてください。
女踊り、提灯・団扇・扇子踊り、大太鼓、締太鼓、笛、三味線、鉦‥‥。
いろいろ試して、ピンと来たパートを選んでください。
練習が楽しかったら、本番のお祭りはその何十倍も楽しいと思ってください! ええい!もう入会しちゃいましょう!

----------中略------------

2011年3月12日(震災発生の翌日)夜9時半、TBSラジオから特別報道番組ではなく通常番組が流れました。「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」です。音楽が流れ、リスナーからのメールが次々と読まれる、真っ当なラジオプログラムでした。
番組冒頭、1曲目に流れたのがラップグループ「ライムスター」の「そしてまた歌い出す」でした。
こんなことを歌って(ラップして)います。

いまやもう「歌ってる場合じゃない」んだそうだ。
悲惨な世界前にしてあなたは問う

そしてリフレインはこうきます。

歌ってる場合ですよ
どんな時代だってこの世に人がいる限り

あまりにもJUSTな状況が描かれているのでちょっと震えました。なんと震災前、3月2日に出た新しいアルバムに入っている曲なんですよ!
もちろん僕たちだって「踊ってる場合ですよ!」です! いまこそ踊るときです。力いっぱい!

さて歌や踊りの力と言えば、最近僕が熱中しているアーティストがいます。
それはももいろクローバーZ(4月10日にももいろクローバーから改名)です。中学生と高校生からなる5人組(4月10日までもうひとりいました)のアイドルグループ。
彼女たちの全力のライブパフォーマンスを見た人は必ずとりこになります。2月に神聖かまってちゃんというロックバンドとの対バンイベントがあったのですが、そのときはかまってちゃんファンの相当多くがももクロにファンへと転んでしまったそうです。
僕はYoutubeやDVDでしか見ていませんが(毎日見てますが)、おいおいそんなに激しく踊ってたらぶっ倒れぞ、と心配になるくらい全力で踊り(アクロバットまでこなし)、歌い、そして全力で感情を表現します(ちなみに「全力少女」という曲もあります)。汗びっしょりで、しかも笑顔です。涙を流しながら歌うときさえ笑顔です。全力のメッセージがまっすぐ突き刺さります!

走れ!」という曲ではこんな歌い出しです。

笑顔が止まらない! 踊るココロ止まらない!
動き出すよ 君の元へ 走れ! 走れ! 走れ!

僕たちは走ります!神楽坂でも高円寺でも板橋でも春日部でも、ほおずき連は全力で踊り、叩き、苦痛に耐え、そして笑います!
(じつに)

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引用は以上です。

僕は今はほおずき連から抜けていて、公式ブログも別のサイトに移っています。

 

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