僕は今60代ですが、10代から20代のころは、毎日毎日ギターを弾いたり歌ったりしていました。
自宅の自室でカセットデッキ2台を使ったピンポン録音を、一人で、あるいは友人たちといっしょに楽しみ、追求する日々でした。
友人から歌詞をもらいました。
ほどかれし闇の糸
招かれたり今宵なれば
掲げられし十字架
いざ歌わんこの夕べ
(望月朋世)
なんだか宗教っぽくて格調が高い。
これにメロディをつけて、無伴奏で歌いました。まあお恥ずかしい出来ですが載せてみますね。
それを音楽生成AIのSunoにカバーしてもらったら、協会音楽風の重厚な男声コーラスになって、途中からパーカッションが入ってくると、思い出すのはEnigmaです。
ちょっと興奮して誰かに聴いてもらいたくて、フルート奏者の宮川悦子さんに送ってしまいました。
すると宮川さんは、これをフルートで演奏したいと言ってくれました。
それが披露されたのは5月24日、大泉学園のin”F”というライブハウスで、宮川悦子さんの篠笛と峯岸慶典さんのリュートによる「リュートと笛の化学反応」でのことでした。
フルートじゃなくて篠笛というのが驚きですが、リュートの音色と相まってまさに中世ルネッサンスの響きでした。
感動して泣きそうになりました。
in”F”のオーナー佐藤浩秋さん(ジャズベーシストでもある)は、人間が歌ったものをAIがグレードアップするにとどまらず、それを人間が編曲し直して人力で演奏するという行為、これはAIと人間の新しい関わり方を意味するのではないか、というようなことを語ってくれました。

