草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

文学

『月刊ポエム』。詩が好きだったことを思い出した。

実家をあちこち漁っていたら、『月刊ポエム』という雑誌がぞろぞろ出てきた。高校生の頃買っていた雑誌だ。ああ、詩が好きだったんだ。 月刊ポエムの創刊から休刊まで(1号欠けている) 『月刊ポエム』は創刊が1976年10月号。すばる書房。編集長は詩人の正津勉…

はっぴいえんどいの「風をあつめて」は必死になって訴えている

松本隆によるはっぴいえんどの楽曲の歌詞は「です」という語尾が特徴的だ。日常的で口語的で丁寧。 「風をあつめて」(『風街ろまん』(1971年)に収録)ではこんな連発が見て取れる。 「見えたんです」「見えたんです」「見たんです」「翔けたいんです」 細野晴…

松本清張の『点と線』を初めて読んだらあまりに今を映していて驚いた

どこからともなく松本清張の『点と線』が出てきた。 長編推理小説 点と線 松本清張 奥付に「昭和35年7月10日初版発行・昭和50年7月10日190版発行」と記された古びたカッパ・ノベルズ。だいたいみんな読んだであろうベストセラー推理小説だが、うっかりして読…

時に血の乾き耐えきれず(回文)

時に血の乾き耐えきれず歯を血みたいな感覚喉は心だけだ舌わずかごうと鳴る 見よ涙のその顔ああ丘の園だ皆よ見るなと動かず(私だけだろ) ここはどの区間か泣いた道を外れ消えた際(きわ)か ーーーーーーーーーーーー (後に帰途) 後に帰途(越谷市増林)…