草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

時に血の乾き耐えきれず(回文)

時に
血の乾き耐えきれず
歯を血みたいな感覚
喉は心だけだ
舌わずかごうと鳴る

見よ
涙のその顔
ああ
丘の園だ
皆よ見るな
と動かず(私だけだろ)

ここはどの区間
泣いた道を外れ
消えた際(きわ)か

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(後に帰途)

 

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後に帰途(越谷市増林)

高校時代に作った回文。15行あるうちの1行目の頭からと最後の行のお尻から、どちらから読んでも同じです。詩みたいで思わせぶりですが、意味はありません。