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草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

第3回「街の音(ね)LIVE」は日中の暑さからなんて無謀なイベントと思ったが、夕方涼しくなるととても快適な音楽空間が生まれていた

 8月3日(日)、第3回「街の音(ね)LIVE」が開催された。
 街の音LIVEとは、草加駅前を中心に複数の会場でライブを行う音楽フェスティバルである。
 昨年の6月に第1回が開催され、10月に第2回が「街グルin草加」というグルメイベントと同時開催された。
 第3回の今回は、カーソンプラザ(ヨーカドー草加店前)、西友草加店駐車場防災広場の3つの会場で、27組のミュージシャンたちが真昼の12時から18時30分頃まで野外ライブを行った。

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カーソンプラザで猛暑に耐える和泉まみさんと観客たち。


 午後2時頃カーソンプラザに行ってみた。
 音響調整テントで主催者のケニーさん(ライブレストラン、フェードイン・カフェのオーナー)がステージを見ながら機材を操作していた。挨拶して、「街の音があるの昨日知りましたよ」と声をかけた。ポスターもないし、ネットの告知も見かけなかったのだ。
 ケニーさんは「いろいろごたごたしてね」と言った。忙しそうだったのでその意味を問うことはできなかった。
 石畳のステージ上では和泉まみさんが首にタオルをかけて歌っていた。炎天下、直射日光、石畳の照り返し。かなり過酷な環境だった。しかも観客は10数人ぐらい。駅やヨーカドーからの通行人はたくさんいるのだが、暑いので日陰に逃げてしまう。がんばれ!

 ステージは次のNOVISという若々しいバンドが登場した。セッティング中にノイズ発生。ケニーさんがノイズの原因を追究する。ギターアンプがあやしい。アンプとエフェクター間のケーブルを交換。ノイズは消えない。アンプとギター直結して確認。ノイズが発生した。ということはアンプ自体かギター自体に原因がある。修理や交換は不可能。
「ま、いいか」とケニーさん。「いいっす」とギタリスト。
 曲が始まったら、ノイズなんかかき消された。
 NOVISは草加市内の谷塚中学校出身の高校生バンドらしい。
「ここに『やっちゅう』卒業生はいますか?」と声をかけた。遠くの方で手を挙げる人がいた。

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カーソンプラザでのNOVISとケニーさんがノイズトラブルに対処している。

 
 さて、この日は『第6回 草加っ子なかよし盆踊り』高砂小学校校庭で開催される日でもあった。市内で最大の盆踊りである。
 このお祭りに僕は草加太鼓クラブのメンバーとし太鼓演奏に参加することになっていた。ライブ鑑賞をいったん切り上げた。

 5時前、太鼓演奏が終わって、再び街の音LIVEの様子を見ようと防災広場へ行った。
 日が傾いて風が通り、ちょっと過ごしやすくなった。
 今年の春にオープンしたばかりの新鮮な広場なので、ここでのライブは楽しみだった。だが、ほぼ中央にぽつんと建てられたテント内でミュージシャンが弾き語りし、その前に30人ほどの観客が立ち見をしている状態で、ずいぶんこじんまりしていた。
 防災広場は駅からちょっと離れているのに駅から誘導するサインが見当たらないし、付近に音が漏れておらず、何かやってるぞ、とおびき寄せる餌がほとんどなかった。
 そう、音量がかなり控えめだ。琴を演奏する今川栄子さんという方のモダンな演奏(ホルストのジュピターなど)が素晴らしかったのだが、150メートルほど離れた盆踊り会場から響き渡る音曲がかぶって聞こえた。

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防災広場にて今川栄子さん。モダンな琴の演奏。


 西友駐車場に向かうと、男性の歌声が遠くからでも聞こえてきた。この会場のトリ、大澤加寿彦さんだ。こちらでは観客が40人ぐらいに増えていた。大澤さんはしきりに「楽しい!」と叫んでいた。
 すぐ背後に西友の入り口があった。エアコンの誘惑に負けて店内に入ると、涼しさに生き返る。せっかくだから飲み物購入。このイベントは売り上げに貢献したに違いない。
 そういえばカーソンプラザにはヨーカドーがあるし、防災広場にはローソンがある。それらの店の存在が熱中症対策かもしれない。

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西友駐車場での大澤加寿彦さん


 メイン会場のカーソンプラザに戻った。6時ごろから、トリのNOXAH(ノア)の2人組が登場。観客が急に増えた。NOXAHのファンが応援に駆けつけたのだ。高らかな歌声が駅前に響き渡った。
 なんとさっき作ったばかりという新曲を披露した。「街の音に行こうよ♪」というリフレインを観客が一緒に歌った。
 予定外のアンコールにも応えてくれて演奏終了。
 日中の暑さから、なんて無謀なイベントと思ったが、夕方涼しくなると、とても快適な音楽空間が生まれていた。観客もずいぶん増えていた。結局、いいイベントだったと納得。
 ケニーさんが最後の挨拶にステージに立ち、「実は次回の街の音LIVEがもう決定しています!」と発表。
 すると女の子の観客が「えー!?」といいタイミングで反応して笑いが生まれた。
 さて、その次回「街の音LIVE」は11月23日。昨年に引き続き、「街グルin草加というグルメイベントとのコラボレーションとのこと。楽しみだ。

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カーソンプラザでトリを務めるNOXAH(ノア)


 街の音LIVEが終了し、日が暮れて高砂小校庭に行ってみたら、盆踊りは大盛況。巨大な櫓(やぐら)から無数の提灯がぶら下がり、独特な夜の幻想的なムードとウキウキ気分を演出。校庭の周囲は何十もの露店が並び、子供も大人も大勢繰り出して賑やかだった。盆踊りの圧勝なのだろうか
 街の音LIVEのミュージシャンがあの櫓の上で歌うことができればいいのに、と思った。

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土日の2日間開催された高砂小学校校庭の「草加っ子なかよし盆踊り」は日曜夜9時に閉会した。