読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

どれも強烈な個性を発揮していたアトリエひだまり作品展

草加 音楽・芸術

10月5日(日)は台風接近が引き起こす雨天により、草加宿場まつりが中止となったが、アトリエひだまり第1回作品展は開催されていた。

アトリエひだまりは旧道沿いにある。
草加小学校の正門から7軒目ぐらいのところに「ひだまり」という赤い文字が書かれた看板がある。看板の矢印に従って「中央パッキン」という会社の左脇の細い通路を奥へと進む。「ひだまり」と書かれた紙が貼られたドアをノックし開いてみたところ、まさしく絵画展の会場だった。

f:id:jitsuni:20141005155502j:plain   草加駅東口、旧道沿いに「ひだまり」の看板がある。

アトリエひだまりは、嶋根重雄さんがご自宅の一部を改造したスペース。障害者の人たちが一般の人たちと街の中で触れ合い、わかりあえて、気遣いあうことできるような場所にしたいという思いを込めて、オープンした。
この場所で絵画教室が開かれていた。その成果をこのほど作品展として発表することにしたのである。

f:id:jitsuni:20141005142144j:plain  ひだまりを主宰する嶋根重雄さん

作品は合計30点ほどあったろうか、どれも強烈な個性を発していた。
嶋根さんから1点ずつ説明していただいた。

例えば「白くま」と題されたドローイング作品がある。
見本を見て描いたそうだが、作者は鼻先から輪郭を書き始め、首、前足、腹、後ろ足、尻尾、背中とぐるりと回り、最後に出発点の鼻先に戻ったという。ぴしっと線がつながり全体のバランスも完璧。そんな芸当、みんなできますか?
「真似してみたけど、できなかった」と嶋根さん。
それはそうだ。僕なら、いや、誰もが、まず全体を薄く描いて、そのあとに細部を濃く描いていく。

この作者の手法はどんなメカニズムで達成されているのか。
嶋根さんの推理では2つのやり方が考えられるという。
ひとつは見本を見て、写真を撮るように全体図を記憶する。そして紙に全体図を投射しそれをなぞる。
もうひとつは見本を見て、1本ずつの線の角度と長さを捉えて、紙に正確に同じ角度、長さの線を再現する。
あるいはそれ以外かもしれない。どっちにしても一種の天才かもしれない。まだ絵を始めたばかりなので、このまま続けたらどこまでいくだろうか。

ほかの絵もそれぞれとても面白くて、それぞれの凄さがあった。嶋根さんから1枚ずつ説明を受けると、ただの変哲もない絵に驚くような背景があることがわかる。嶋根さんの鋭くも暖かい目利きの力と子供たちの出会いから、何かとてもいいことが生み出されそうだ。

以下に案内チラシを転載します。

アトリエひだまり
住所:草加市住吉1-11-57
電話:048-929-1762

【利用の仕方】
講師料などの授業料はかかりません(無料でご利用いただけます)。
◎絵につきましては鉛筆画、クレヨン、色鉛筆、水彩画など、ご希望に合わせてそれぞれ材料をご用意お願いします。
◎書道につきましては、下敷き、文鎮、硯、筆はご用意してありますので、半紙と墨汁のご用意お願いいたします。
◎日時は
 書道:毎週金曜日13時30分~15時30分
 絵:毎週土曜日14時30分~16時30分

【10月の予定】
書道:10日、17日、24日、31日------(金)
絵:11日、18日、25日------(土)
※この日のほかに、めだか工房さんとの絵の日を木曜日に予定しています。

【11月の予定】
書道:7日、14日、21日------(金)
絵:1日、8日、15日、22日------(土)
※この日のほかに、めだか工房さんとの絵の日を木曜日に予定しています。

 


アトリエひだまり