草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

PIGGSすごい!エモくないのに泣ける。

PIGGS(ピグス)はいい!

元BiS(1期)のプー・ルイが作り上げた5人組アイドルグループ。

先日発売されたデビュー・アルバム「HALLO PIGGS」は1曲目から衝撃の連続。なんてかっこいいんだ! リズムがいい、ギターが唸ってる。そして力いっぱい張り上げる歌声が爽快。

若い頃に聞きまくっていたレコードの記憶と重なる。

デビッド・ボウイ、T・レックス、エルヴィス・コステロザ・ジャム、ポリス、XTC……。人生でいちばん真剣に音楽を聴いていたころかも。

BiSHその他WACKの超絶エモい曲を作っているのは松隈ケンタと音楽制作集団SCRAMBLESで、BiSHからはオルタナティブグランジなど、90年代のサウンドが聞こえてくるが、PIGGSは80年代って感じだ。10年ぐらい遡る。

PIGGSの曲を作っているRyan.Bとはいったい何者なのか。正体は「BRIAN SHINSEKAI / 伊藤新之介」だという。このたび初めて知った。グラムロックニューウェーブを知り尽くすミュージシャン。28歳。若い。

ももいろクローバーZの曲はどうだったっけと最近ダウンロードした「TDF LIVE BEST」を聞き返してみたら、やっぱりいい! 1曲ずつの複雑でドラマティックな展開に驚くし、ストーリーの重さに感動する。ボヘミアン・ラプソディの連発。

一方PIGGSはというと1曲ずつはもっと小粒で、壮大なストーリーが横たわってはいるようには感じない。でもそこがいい。「いい曲」。それがすべて!

プー・ルイ自身には壮大なストーリーがあって、いろいろあったけどとうとう本当の自分のグループを持てたんだなと感慨深い。でもそんな感慨深さと関係なく、曲は軽くてストレートで僕を打ちまくる。PIGGSすごい!エモくないのに泣ける。

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