草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

生で食べておいしい小松菜を生で食べた話

草加を再発見するフリーペーパー「草生人」最新号「草加の農業」の表紙は、草加市金明町(新田)の横山勲さんの小松菜畑の写真です。

横山さんにインタビューしたのは9月27日。

そのとき横山さんは「ほんとうに美味しい小松菜を食べさせるから、冬になったら食べにおいで」と言っていたのです。

先日横山さんから、そろそろおいで、と連絡がありました。

というわけで今日行ってきました。

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横山勲さんの小松菜畑(草加市金明町)。

畑に着いたら、さっそく

「あそこの小松菜を抜いて、食べてみて」と言うので、土から引き抜いて(簡単に抜ける)、葉っぱをちぎって口に入れてみました。

なんとおいしかったんです! 甘みのようなものも感じました。

「ほんとうにおいしいんですね!」

「疑ってたのか!?(笑)」

これが誌面でも触れた「風の娘(こ)」という品種で、育てるのが難しくて市場には出せず、もっぱら学校給食に、しかも冬の間だけ供給しているというものでした。

給食で風の娘のときは残渣が出ない、という事実から、子供の正直な舌が味のよさを認めたということがわかります。

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小松菜を抜いている横山勲さん。

味を比べるために、別の小松菜も食べてみました。「まずいだろう」と言われましたが、べつにまずくはないです。いやおいしいです。でも後味にエグみが残るんですね。

別の品種も食べました。これもけっこうおいしい。「秋冬のエース改良版」と言うものだそうですが、これがまたおいしくて、まったくエグみがなく、茎の部分も爽やかな甘味があるようでした。

「風の娘」と「秋冬のエース改良版」をいただいて帰りました。

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左の2つの束が「風の娘(こ)」、右のちょっと丈の短い束が「秋冬のエース改良版」。

妻が、生の「風の娘」に炒めたベーコンを絡めたサラダを作りましたよ。

ずいぶんいっぱい小松菜を食べた1日でした。

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生の小松菜に炒めたベーコンを絡めたサラダ。