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草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

Sugar Hillで聴いたトリオ「free-fall」は崇高なジャズを探求しているのだと思った

※文中で『BLUE GIANT』公式サイトへのリンクを貼るつもりで、間違えて『BLUE GIANT SUPREME』(←続編)のサイトにリンクを貼っていました。すいませんでした。修正しました。

5月15日の夜、Web Hobby Shop たまらハウスの谷古宇隆一さんから草加のライブハウスSugar Hillに行こうとお誘いがありました。なにやら注目の若手ジャズトリオが出演するというのです。

谷古宇さんがそのトリオを発見したのは草加駅東口の閉店後の草加マルイの前でした。
路上ライブをしている彼等の演奏が気に入った谷古宇さんは、スマートフォンのアプリで音量を計測したそうです。

「よし、これならこれなら大丈夫」、と10月に草加の旧道で開催される草加宿場まつりへの出演をオファーしたのでした。

谷古宇さんを駆り立てたトリオっていったいどんなグループだろうと期待しながら、いっしょに一番通り商店街を歩きました。

歩きながら「ジャズのトリオといえば『BLUE GIANT』っていう漫画、面白いですよ」と僕は言いました。

「もちろん読んだよ!」と谷古宇さんは熱く答えました。

サックス奏者の若者が、ドラマー、ピアニストと組んで、演奏しまくってのしあがる話です。とにかく傑作だし、こういうジャズこそ聴きたい、と思わせる作品です。つべこべ言わずに読んでください。 
BLUE GIANT 公式サイト

さてSugar Hillに出演したそのトリオの名前は「free-fall」でした。

メンバーはサックス=川満恵一郎さん、 ピアノ=砂川怜誉さん、ドラム=浮嶋純一さん。3人とも若い!

あれ? ベースがいない変則トリオなんだ。っていうか、『BLUE GIANT』と同じじゃん!

で、演奏はすごかったです。広々としたコード感、美しい主旋律、そして複雑なリズム!

ピアノが何かリズムパターンを生み出したかなというとき、ドラムがそのパターンを受けるようで、受けない。

ドラマーは笑っているような熟考しているようないろんな表情を見せながら、自由なタイミングで多彩な音を叩き出します。スティックの先でシンバルをこすって「キーン」と持続音を出す奏法には驚きました。このドラマーは打楽器で歌っているのかもしれません。

free-fallはジャズを探求しているのだと思いました。何か崇高な、魂を震わせるようなジャズを……。

その姿勢は、偉大なジャズの求道者たちの名前をいっぱい連想させてくれました。

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