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草加小話

埼玉県草加市での暮らしで拾ったエピソードとそうでないエピソードを綴ります。

草加松原太鼓橋ロードレース大会は商店街にとっても大きなチャンス

草加 スポーツ イベント

第5回草加松原太鼓橋ロードレース大会2016」が3月13日(日)に開催されます。草加が世界に誇る国指定名勝の松並木や、2本の太鼓橋(歩道橋)の階段の上り降りもコースに組み込んでしまったりした、常識破りのロードレース大会です。この大会の成功のために今まさに奔走している真っ最中の、草加市自治文化部スポーツ振興課の高水良太さんと青木夏美さんに時間を割いていただき、お話を伺いました。

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ふささらマラソンから太鼓橋ロードレース大会へ

草加ではかつて10キロの市民ロードレース大会が長く開催されていましたね。それがハーフマラソンふささらマラソンに変わりました。なんと高橋尚子さんが2回ゲストランナーとして来てくださった。それが2回で終わってしまったのはどんな事情があったんですか?

高水 大きい理由としては交通事情です。草加市はご存知の通りすごく狭い地域です。交通規制をしながらハーフマラソンのコースを取ることが難しい。今振り返ってみても、事故が起こらなかったのが不思議なほどです。厳しい規制の対応がなかなか難しいので、形を変えようということになりました。

◆ふささらマラソンは何年でしたっけ?

青木 第1回が2009年3月、第2回は2010年10月でした。第1回草加松原太鼓橋ロードレース大会は2012年の3月ですね。

◆ふささらマラソンの反省を踏まえて創設した10kmの太鼓橋ロードレース大会、何がポイントですか?

高水 草加市の魅力を見ていただいて、楽しく走れる大会。これですね。コースは草加松原、そのときはまだ国指定名勝になっていなかったんですが、そこを中心にする。参加賞は草加せんべい草加小学校というも歴史ある学校をスタート・ゴールに設定する。草加宿という、草加の歴史的街並みを残す場所も走ります。

草加のど真ん中、いちばんいい場所を走るわけですね。沿道の応援も多いですね。

高水 沿道の応援を増やすために、どうしたらいいかということで、1回、応援グッズを作って試験的に配ったことがありまして、文化会館の通りの往復があるんですけど……。

産業道路まで行って折り返すところ。

高水 はい。あそこの方々は応援に積極的な方が多くて、セルフエイド(補給所)を作って、チョコレートとかを出してくれるんです。そこでランナーが元気をもらい草加の地元の人たちと交流してもらうというのをひとつの目標としています。

◆あそこは松並太鼓という太鼓団体が必ずいるし、後半の身体がきつくなってきたところで熱い応援を浴びることができてとても励まされます。

高水 そう! 沿道の方々は、規制で迷惑かけられる側じゃなくて、ぜひ応援して盛り上げていただける当事者側になってほしいです。

◆それは呼びかけているんですか?

高水 町会の役員を通じて趣旨をお伝えしています。あと事前周知の段階で店舗さんたちに交通規制の説明に伺うんですけど、そのときに「ご迷惑をお掛けしますがぜひ応援に出ていただければありがたいです」と言って回りました。

◆地道な努力があるんですね

高水 なかなか個人宅だとうまくいかないですけど、お店やってる方だと、積極的に関わってくださいます。「その時間は商売にならないから応援するわよ」みたいになったりして。

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草加市自治文化部スポーツ振興課の高水良太さんと青木夏美さん。お二人ともスポーツマン&スポーツウーマン。

 

新設種目「仮装の部」

◆第1回から第3回まであった「応援の部」という種目は画期的でした。太鼓団体やよさこいチーム、フォーク歌手、チアリーダーたちがエントリーして、ランナーたちがゴール後に投票して優勝チームを決めたんですよね。第4回からなくなったのは残念ですが、それに代わって新しい種目を導入することになったとか。

高水 はい仮装の部」を導入しました。走る方も見る方も楽しんでいただける大会にしたいということで、入れさせていただきました。

◆マラソンに仮装ランナーはつきものですが、それを参加種目にしてしまったとは! 仮装ランナーってたいていけっこう速いんですよね。

青木 余裕がある方じゃないとなかなか仮装できないですからね。

◆リタイアしたらカッコ悪いし。

高水 仮装の部では、実行委員会が審査員となって仮装賞を決めます。

◆それはタイムではなくて……。

高水 タイムではないです。ただし仮装賞受賞は完走を条件に出てくださいとお願いしています。

 

RUNNETでも高評価

RUNNET(マラソン情報を発信したり大会参加申し込み代行サービスをするサイト)でのランナーたちからの評価が高いですね。感想も、景色がよかった、コースがユニークで面白い、参加賞のせんべいがうれしかったなど、なかなかの好感度。

高水 高い点数をいただいています。まだ投稿件数が少ないので、それが増えればもしかしたら100撰(全国ランニング大会100撰)に選ばれるかもしれない。

◆そうなったら大会のひとつのモデルになるかもしれないですね。厳しいコメントもちらほらありますが。

高水 いただいた声については必ず検証させていただいています。ご批判は必ず次の大会の改善に繋がるので。

◆階段の上り降りがあるなど、苦し紛れに作ったコースかな、とも感じますが(笑)、開き直ってそれを打ち出して大成功していると思います。松並木コースの石畳はちょっと不安だし。

高水 おっしゃる通りで、雨だけは怖いですね。もちろんマラソン大会は雨でもやるんですけど、滑ることも予想されるので、万全を期して注意喚起します。やはり先頭の速い方とかが雨の中を急ぐと厳しいのでそこらへんが用心ですね。

あの変則コースで優勝タイムが32分ぐらいですからね! かなり無茶ですね(笑)

高水 ほんと信じられない!

◆そういうアスリートは放っておいて我々一般人は観光気分で走ります。それに耐えうるコースです。

高水 3月中旬という時期もいいなと思っているんです。エントリー期間は年末年始を挟むんですけど、新年になると運動不足で走ろうという方もいらっしゃいますよね。

◆駅伝見ちゃってね(笑)

高水 そうです(笑)。そうしたときに10キロという距離がそんなに長くないし、競技性が低い大会なので気軽に参加できる。初心者や楽しむ人向けにいい大会です。

◆スタート場所の草加小学校が駅から近くて最高ですね。

高水 そうですね。駐車場がないというのがあれなんですけど、駅から近いというところでカバーできると思います。

 

地元商店街にとっても大きなチャンス

高水 今やろうとしていることがありまして、参加者、応援の方とスタッフを合わせると、4~5,000人が集まる大会が日曜日の午前中だけで終わって、昼には帰っていくという状況なわけです。せっかくなんで、来た方が商店街でご飯を食べたり何か買い物したりと、お金を落としていただけたらありがたいなと考えています。

◆確かに、地元商店街にとっては大きなチャンスですね。

高水 商店会さんとタイアップして、たとえばランナーのゼッケンを見せたり、大会の役員であったり、大会に応援に来たとおっしゃっていただいた方に何かサービスしていただくことはできないか、というのを会場付近の商店会さんや丸井さん、アコスさん、VARIEさんにお声掛けさせていただいているところです。

 協力店がわかるように幟(のぼり)を立てるようにして、会場までの道がその幟で埋まるといいですね。これを契機にお店のPRもできるし、新しいつながりができるのかなと。

◆マラソンでは会場で豚汁を振る舞ってくれるような大会もありますね。

高水 それもちょっと今調整中で、商連(草加市商店連合事業協同組合)さんが会場にブースを出してくださいます。当日ランナー向けに何かできませんかとお話したところ、甘酒はとりあえず大丈夫。

◆甘酒! いいですね!

高水 プラスアルファも調整中です。天候に左右されてしまうのですが、何か疲れた身体に癒やしてあげられるようなものが出せればと思っております。

◆当日が楽しみですね!

 

※公式サイト。エントリー締め切りは1月15日です!↓

Facebookの「草加松原太鼓橋ロードレース大会」ページでも、コースに関わりあるイベントやお店の紹介が掲載されています。

https://www.facebook.com/sokafusasara/?fref=ts