3月22日(日)、「第12回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦IN草加」が、草加市松江の綾瀬川左岸広場で開催されました。県内各地から40種類のグルメが出場しました。
10時の開会時間目指して自転車で会場にかけつけました。広大な駐輪場が用意されていました。10時の10分前に着いたのですが、もう開会式が始まっていました。
おっと!もうグルメを待つ列ができています。
快晴で日差しが強いです。
ステージの前に出店者たちの幟(のぼり)が林立していて、壇上でスピーチしている名士の方の姿が見えません。どいてほしいんですけど。
↑開会式のステージ
埼玉県の各地から集まったたくさんのゆるキャラが会場内に放し飼い状態。子供たちの人気を集めています。
↑放し飼い状態のゆるキャラたち
四角い敷地の東側にずらっとグルメの調理販売テントが並び、そこからテントごとに西に向けて紐が張られて数十メートルの待機レーンが作られています。
開会5分前で、すでに待機レーンの入口から列がはみ出す人気のメニューがはっきり浮かび上がっています。それはそうからあげ枝豆バージョン(草加市)、戦国はーぶ~丼(寄居町)、豆腐ラーメン(さいたま市)。
太鼓の音が聞こえてきたので探すと、重松(じゅうまつ)流ZAWAカレー(所沢市)の前で獅子舞とお囃子がありました。重松(じゅうまつ)流祭ばやしという伝統芸能らしいです。桶胴太鼓と締太鼓の軽快な掛け合いがカッコいいグルーブを生み出していました。
↑所沢から来た獅子舞
ところでイベントのパンフレットが手に入りません。広場への正面入口となるハープ橋の方に歩いて行ったら、係員の人が配っていました。駐輪場から来た人はパンフレットの存在に気づかないかもしれません。
会場の一角に白いテーブルクロスが敷かれた折りたたみテーブルが26台設置されていました。グルメを買って手がふさがったとき、たいへん重宝しました。
綾瀬川沿いのラグーン(きれいな船着場)では、各地から集まったよさこいグループが演舞を繰り広げていました。
グルメ会場のテント裏でもよさこい。大旗がはためくと一気に祝祭ムードが高まりますね。
廃棄物収集業者が設けたゴミ収集コーナーが大々的に展開していて、食べ終わった容器を持ってそこへ行くと、担当の人がそのまま引き取って分別してくれるのでうれしい気分になりました。いつもイベントに行くとゴミの扱いが面倒。こうやってすぐに両手があくと、次のグルメにトライしやすくなりますね。
開始から20分でステーキカレー丼(杉戸町)が販売一時停止。売り切れた?
枝豆ギョーザ(草加市)も販売一時停止! 人気があるようでなにより。
メインステージ(会場の南側)の音楽(そのときやってたのはにゃんたぶぅという3人組)の音響がうるさいです。スピーカーが会場の西側と北側にも設置され、大音量を流しています。
10時26分、気温の上昇にともなって、雪くま(熊谷のかき氷)の列が急速に伸びてきました。
10時33分現在、ほとんど列に客がいない不人気メニューは、行田ゼリーふらい(行田市)、羽生 王様のワンタン(羽生市)、枝豆すりながしうどん(草加市)、武州深谷煮ぼうとう(深谷市)、つみっこ(本庄市)、あぶら味噌ラーメン(吉見町)、越生梅コロッケ(越生町)。
その一方、11時に雪くま(かき氷)が販売一時停止。
さて僕は長い列は敬遠して、空いているあぶら味噌ラーメン(吉見町)を購入しました。300円(一部を除きすべて300円)。あれ? 油も味噌もあまり強くなくて、濃い味の醤油ラーメンです。あとで確認したら、醤油ラーメンに「あぶら味噌」をトッピングしたのだとか。いやもちろんおいしかったですよ!
広場の一角はレジャーシートコーナーになっていました。家族や友だちで来て、レジャーシートをベースに、いろいろなグルメを買って来ては分けあって食べる、というスタイルが大正解でしょう!
こうのす川幅うどん(鴻巣市)の列がよく見たら2列になっていました。温かいうどんと冷たいうどんの分かれていたのです。そして冷たいほうがちょっと空いてる。すかさず冷たい列に並びました。
テントの看板に「ももクロも食べた!!」と書かれていて、色紙の写真も。「ガンバレ1位 川幅うどん♡ ももいろクローバーZ ももか」。
↑こうのす川幅うどんのテント看板
どうやら、有安杏果さんが現在公開中のももクロ主演映画『幕が上がる』の全国映画館舞台挨拶キャンペーンで鴻巣を訪れ、川幅うどんを食べて色紙を残してくれたようです。タイミング的にこの草加でのB級グルメ大会に向けての応援でしょう。
翌日確認したところ、このたびの「第12回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦in草加」の優勝は、なんとこうのす川幅うどんでした! 関係者は有安杏果さんに感謝でしょうね!
※参考:結果発表があります。↓
埼玉B級ご当地グルメ王決定戦 - 埼玉県公式観光サイト ちょこたび埼玉
なかなかエクストリームなうどんです! うどんの幅、約8センチ!
↑こうのす川幅うどん
11時40分、春日部大凧焼(春日部市)の列も長くなってます。
東松山名物「やきとり」に販売一時中断の札が。でも係員と客の会話から、実際には売り切れてもいないし、販売も中止していないようです。列が長くなり過ぎないように列の調整のために札を立てているとのこと。おそらく大会のルールで、列が長くなったらこの札を立てることになっているのでしょう。放置すると人気のグルメには会場を取り囲むほどまで列が伸びて、通行の邪魔になってしまいますからね。
11時44分、みそポテト(秩父市)の人気が浮上中。
真っ赤な誘惑北本トマトカレー(北本市)が一時中断!
草加枝豆すりながしうどん(草加市)を購入。枝豆の独特のクリーミーな味わい。上品な風味です。豚肉がでかいのも感動。
↑草加枝豆すりながし。割り箸逆さ(笑)
グルメ購入ごとにもらうこはぜ(足袋の留め金具)3枚を、この枝豆すりながしうどんに投票!
投票所に監視員がいないので、投票箱に手を突っ込んでこはぜを盗む人が現れないか心配になりました。どこかで監視していたのかな。
↑投票箱
12時、ステージに客が集まっています。ゆるキャラ登場のプログラムが始まっていたのでした。
ステージ裏では無数のゆるキャラが待機しています。
控室テントは厳重に閉じられ、ゆるキャラのプレイバシーが守られていました。ゆるキャラたちが脱いだと思しき靴が見えます。
ゆるキャラとB級グルメは似ています。というか発想の構造はそっくりですよね。地元の名物を材料にし、フォーマットに従って形を整える。そして地元の興隆のために働く。ゆるキャラならゆるキャラの、グルメならグルメのフォーマットに則っているから、全国のイベントや大会に参加しやすいわけです。
よさこいも似ているかもしれませんね。